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大阪市西区 築100年の空き家のリノベーション工事

今回は大阪府西区にて築100年の空き家のリノベーション工事のご依頼をいただきました。

STORY

大阪府西区にて一戸建てのリノベーションを行いました。
こちらのお客様は商店街の中にある築100年の空き家物件を購入され、住めるように改修してほしいとのご依頼でした。
今回はお客様の方で間取りがある程度お決まりになっていて、それに合わせてまず内部を解体して45坪の限られた空間でできるかぎり快適に過ごしていただけるように可能な限りスペースにゆとりを持たせて開放感のある造りを意識しました。

100年間の空き家だったため、元々家そのものが159mm傾いていてその歪みを直すところから始めました。
リビングを補強する際に、柱を建てるスペースがなく、天井に梁を入れるのも木材では厚みがでて圧迫感がでてしまうので、鉄骨を補強することで最小限に膨れを抑えることができました。

玄関道路横にあるスペースは店舗として人に貸し出され、二階から上が居住空間となります。
外壁は元々塗装のみの予定でしたが、傷みが激しいためお客様に相談したところ新しく造り直すことになり、新しくサイディングを張っています。
人通りの多い商店街にあるので周辺の邪魔にならないよう、足場組みからサイディング張り付けまで一日で施工しました。

玄関の扉を開けると二階への階段があります。階段の床は温かみのあるモルタル仕上げ。
内装はオーナーの奥様のご希望でほぼ白一色で統一。
清潔感と優しい明るさが広がります。

二階への階段を上がった正面にトイレがあります。
窓から緑が見えるように、何もなかった壁に防犯ガラスをはめこんだ窓をしつらえ、癒し空間になるように。
トイレはタンクレスとのご希望からTOTOのネウレストをおすすめしました。
ネウレストはTOTOの開発した「きれい除菌水」で使用したあとに自動で便器やノズルを洗浄。
「きれい除菌水」は水に含まれる塩化物イオンを電気分解して除菌成分を含み、この水が黒ずみやカビの元になる菌を除菌するのでいつもトレイを清潔に保ってくれます。
便器は表面を100万分の1㎜のナノレベルで滑らかに加工した「セフィオンテクト」加工が施されており、汚れの付着を防ぎます。うれしい脱臭効果もあり、スタイリッシュなデザインとともに人気の高い商品です。

トイレの隣には浴室があります。
今回、45坪の限られたスペースの中にお風呂と洗面所とキッチンを配置するためこの配置になりました。
建物にベランダがないため脱衣所で洗濯物が干せるように、物干しさおと乾燥機を設置しています。
脱衣所は約１坪半あるため狭苦しさの少ないスペースになりました。

お風呂場の床はTOTOのほっカラリ床を採用。
床の内側にクッション層があるので踏み心地がやわらかく、断熱クッション層と断熱床パンの二層構造で断熱効果も抜群。
乾燥しやすくお掃除しやすい商品です。
今回はスペースを有効活用するために、トイレや浴室の扉は引き戸になっています。

廊下の奥には家族の団らんの場所であるリビングキッチンが位置しています。
限られたスペースの中で、使いやすく動きやすい導線を意識した造りに。
奥様が長く過ごされるリビングキッチンには、奥様専用の普段は見えないけれども引き出して使用可能なパソコン台や、各用途に合わせた多種多様な収納スペースを設置してすぐに必要なものが取り出せるようになっています。
さらにキッチン台も両面収納可能。リビングの側からも物が取り出せて省スペースの工夫を重ねています。
三階がロフトスペースになっているのですが、キッチンの天井部分を勾配天井にすることで、圧迫感のない開放的な空間になっています。

商店街を見下ろす窓も元よりも少し高くすることで小さなお子さんの落下の危険を防いでいます。
こちらの窓もトイレと同じく防犯ガラスとなっています。

二階から三階に上がるとロフトになっており、そこには100年家を守ってきた立派な松の木の梁があります。
梁は残しつつ内装に合わせて白に塗装することで空間に一体感をもたせました。
こちらは寝室にされるご予定とのことです。

今回のように築100年の家を残すものは残して、傾きなどを直して補強し、限られた空間を活かしつついかに住み心地よく暮らしていただくかを実現するかということがリノベーションの醍醐味といえます。

大阪市で空き家のリノベーションをお考えの方はぜひ一度ツバキホームにご相談ください。