自然素材住宅とは?
2021/9/28
『自然素材の家』と聞いて、あなたはなにをイメージしますか?
天然の木材をふんだんに使った家でしょうか。それとも、シックハウスに悩まされることのない家でしょうか。
自然素材の家のイメージは人によってさまざまです。
素材や健康に配慮することはもちろん、そこで暮らす人が心地よく、長く住み続けられることも
自然素材の家に求められる条件です。
住めば住むほど愛着がわき、素材がなじんでくるのも自然素材の家の特徴です。
近年、住宅に使われる化学物質などの影響でアトピーやアレルギーの原因になったり、その症状がひどくなってしまうと、「シックハウス症候群」になってしまう可能性があるとも言われています。
例えば、建材に使われる塗料や接着剤に含まれるホルムアルデヒドなどの有機溶剤、木材に塗布される防腐剤などの化学物質が原因で起こると言われてます。
このため、新築の住宅には、24時間換気システムを設置することが義務づけられています。
つまり、24時間換気をしていないと、健康を害するおそれがあるということ。
残念ながら、現代の生活においては、すべての原因物質を取り除くことはできません。
しかし、防腐剤不使用の木材を使ったり、ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸収・分解するはたらきのある漆喰(しっくい)や珪藻土(けいそうど)などを使ったりすることで、その害を限りなく少なくしていくことが可能です。
また、自然由来の素材は人にやさしいだけでなく、自然と調和し、環境を汚すこともありません。
人生において長い時間を過ごす住まいは、より安心して、安全で健康的ものであるべきだと考えております。身体の弱い子供やお年寄りの方でも、より安心して暮らせるお住まいを実現するためには、自然素材であることは欠かせません。
選りすぐりの材料を使い、見た目や機能性にも優れ心と体を癒してくれる住宅こそ、本物の「自然素材の家」といえるでしょう。