土間打ちとは
2023/1/16
土間打ち工事とは
建物の基礎となる部分にコンクリートを流して固めたり、駐車スペースや玄関先のアプローチなどにコンクリートを用いて平坦に固めることを土間打ちといいます。
駐車スペースや玄関まで続くアプローチなど外構工事の定番の工事です。
強度やメンテナンスを重視した床全面にコンクリートを流す土間打ちから、デザイン性を重視した土間打ちまで場所や用途によってさまざまな種類があります。
ただ固めるのでは無く表面に凹凸のない「コテ仕上げ」や刷毛を使い模様を入れる「刷毛引き仕上げ」などデザイン性を持たせることができるため、最近では外だけでなく室内に施工を希望する方もいます。
土間打ちのメリット
工夫して見た目をおしゃれにできる
土間打ちはただコンクリートで固めてしまうだけの工事ではありません。シンプルな土間打ちだと少し冷たく殺風景な印象になってしまいますが、目地をつくりそこに芝生や砂利、レンガなどを敷く事でおしゃれな印象の仕上げを行う事ができます。
強度が上がりお手入れが楽に
ご存知の通りコンクリートはとても強度があります。アスファルトよりも耐久性に優れており、車などの重さにも十分耐えることができます。
コンクリートで土間打ちした床は強度が上がり駐車スペースなどで効果を発揮します。
また地面をコンクリートで覆ってしまうため、雑草が生えることなくコンクリート面は水を使って洗い流す事もできるので日頃のお手入れがとても楽になります。
平坦な面を活かしてスロープを作れば、車いすの方の通行に便利になり、介護リフォームの場面でも採用されることがあります。
土間打ちの構造
土間打ちは、地面、砕石、コンクリートの三層構造で構成されています。
下地となる地面は、まずは雑草を除去しておき、上に砕石とコンクリートを打設した分だけ高くなるためその分地面を掘っておきます。
その上から天然の石を砕いたものを、コンクリートと同じ厚さ(平均的には100mm)で敷き詰めます。
砕石の上から同じ厚さ分コンクリートを敷設します。
コンクリートの厚さは用途によって異なり、駐車場など強度が必要な場合は厚みを増し、強度をあげるためワイヤーメッシュという鉄筋を入れます。
土間打ち工事の手順
土間打ち工事の基本的な流れは下記の通りです。
・雑草、木の撤去
施工時に邪魔になる雑草や木の撤去を行います
・土の採掘
重機や人力で土を掘っていきます
・砕石を固める
コンクリートの重みで砕石が沈まないように押し固めます
・枠組みの設置
土間打ちする形状に枠組みを設置
・ワイヤーメッシュ設置
強度を上げる為金属網を張り巡らせます
・コンクリートの流し込み
枠組みにコンクリートをながします
・表面仕上げ
刷毛やコテで表面を仕上げます
施工する範囲や天候によって前後しますが施工期間は2日~4日程度となります。
土間打ちのおすすめ施工場所
土間打ちをするのにおすすめの場所を紹介します。
駐車するスペース
強度があるコンクリートは車の重量も十分に耐えます。車が動いた際の砂埃が舞わないことや雨の日に水たまりにならないのが良いですね。
アプローチ
コンクリートと一緒にタイルやレンガを合わせてオシャレにするのがおすすめ。雑草が生えないので少しの手入れで美観を保てるのも魅力です。
サービスヤード
サービスヤードは屋外に設けられた家事スペースです。汚れても水が使えるので掃除がとても楽になります。
最後に
今回は土間打ちについて紹介をしました。
見えない家の基礎の部分からデザイン性を持たせた玄関まわりの施工まで。土間打ちは建築現場の様々な部分で施工されています。
ツバキHOMEでは土間打ち工事にも対応しております。お気軽にご相談ください。
施工例