ロフトについてのお話し
2022/9/2
ロフトは物を置いたり生活スペースとしてちょっとした秘密基地みたいな使い方が魅力の場所ですね。
賃貸などでロフト付きの物件は一度はあこがれたんじゃないでしょうか?
家づくりの際もロフトを検討される方もいるかと思います。
今回はロフトとは?からロフトを作るメリットをご紹介します。
ロフトとは?
ロフトは部屋の一部を2層式にしたスペースを言います。「グルニエ」や「屋根裏収納」という似た意味も持ちますがロフトは「部屋」的な意味合いが強く、逆に「グルニエ」は収納や物置という意味合いで使われることが多いです。
また建築基準法では「小屋裏物置」とされており、居住空間というよりは、収納場所として扱われています。そのためお部屋の床面積としてはカウントされません。
ロフトの天井高は1.4m以下、床面積はロフトの下の部屋の1/2未満と定められています。
ロフトのある住居は1990年代後半に登場したといわれています。
この時代は第二次ベビーブームであり、大学生となって都会で一人暮らしをする学生が増え、ワンルームマンションが急増し、効率的にスペースを活用するためにロフト付きの物件が登場しました。
ロフトはおしゃれな物件として人気がありましたが、その後やや人気はすたれたものの、2000年以降は再びおしゃれな空間として注目を集めつつあります。
ロフトを作るメリット
部屋を広く感じる事ができる
ロフトを作る場合は天井を高くしたり、勾配天井にして作るので同じ部屋の広さであっても開放感がありお部屋が広く感じられます。
ロフトは床面積に含まれない
ロフトを作った場合、そのスペースは床面積に含まれません。その為固定資産税がかからず有効スペースを確保できとても経済的です。
しかしロフトと認められるには自治体などによって決まりがあり、部屋に対してロフトの広さがどの程度あるか。「ネット回線」や「テレビ回線」を引けないようにジャックを設置できない等制限をクリアする必要があります。
当然ではありますが平屋を2階にしたり2階を3階建てにするにはかなりの費用と条件をクリアしなくてはいけません。
その点、ロフトの場合比較的少ない条件を守る事でスペースを作ることができます。
収納や趣味スペースとして活用
ロフトは「小屋裏物置」と建築基準法では定められているように、収納スペースとして活用できます。
普段使用しないものや、季節ごとに入れ替えする洋服、趣味のコレクションなどを収納しておくなど様々な用途に使用できます。
また屋根裏部屋のように、ちょっとした秘密基地のように趣味のスペースする、書斎のように活用するなど楽しみ方は色々です。
お子さんがいれば梯子を上り下りするだけでも楽しめそうですよね。
部屋を広く使える
ロフトを収納スペースとして活用すれば、部屋には収納用の家具を置く必要はなく、それだけ広く使えます。
またロフトを寝室として使用すれば、ベッドがない分居室部分を広く活用できます。
ロフトを作るデメリット
ロフト部分が暑い
ロフト部分は部屋の中で高い箇所にあり、熱は高い場所にこもるためどうしても暑くなりがちです。
特に最上階のロフトは特に暑くなります。ロフトの位置によっては空調が届き切らずに暑苦しく感じることが多くなってしまいます。
ロフトに滞在する場合、ロフトにコンセントがあれば扇風機を設置するなどして対策をしましょう。
高さがあるので危険
ロフトには梯子で登り下りしますが、高さがあるだけ危険があります。
寝室に使用している場合や、お子さんがいる家庭では十分に注意してください。
また収納として活用する場合、両手にものを持って降りるときにも危険がともないます。
天井が高い分冷暖房費がかかる
ロフトがあるとそれだけ天井が高くなり、冬場は暖かい空気が上昇し、部屋が暖まりにくくなります。また空間が広いとその分冷暖房費が余分にかかってしまいます。
まとめ
いかがでしょうか。今回はロフトについてご紹介しました。
天井が高く開放感があり、収納や趣味スペースとして活用できる反面、高さがある危険やロフト部分が暑くなりがちなどデメリットもあります。
メリットやデメリットを考慮してうまく活用してみましょう。
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