お家に作る畳スペースについて
2022/9/15
最近は和室を作るお家も昔に比べて少なくなってきましたが今でも「やっぱり和室が欲しい」「狭くても畳スペースが欲しい」という要望も根強くあります。やはり日本人は畳ですね。
そんなについて今回は特徴や種類をご紹介します。
畳について
畳は日本独自の床材です。平安時代には畳の原形ができており、長い歴史の中で長らく愛されてきました。
現在でも日本らしさを味わえる床材として主に和室で使用されています。
畳の構成は畳表、畳床、畳へりの三つに分けられ、畳表の素材には天然素材としてはイグサがよく使用されています。他にもポリプロピレンや樹脂でコーティングした和紙など様々な素材があります。
畳の寸法は、地域によって差があります。
・1910✕955✕厚さ55mmの京間(近畿、中国、四国、九州地方)
・1820✕910✕厚さ55mmの中京間(愛知県、岐阜県)
・1760✕880✕厚さ55mmの江戸間(関東地域、東北地域)
などがあります。江戸間は別名関東間、田舎間とも呼ばれます。
畳の基本的な種類
実は畳には色々と種類があります。用途やお部屋の印象に合わせて選択できるよう基本的な畳の種類を把握しておきましょう
縁つき畳
畳の中で一番一般的なタイプで普及しています。最もよく目にするタイプで、畳に縁(へり)がついているタイプです。
畳縁の多くは布ですが色や柄はさまざま種類があります。お部屋の雰囲気やインテリアに合わせて選択しましょう。
縁なし畳
縁つき畳とは逆に畳縁が無いものを指します。最も有名なのが琉球畳です。
モダンな印象でお部屋に畳コーナーを作る際に人気の種類です。
カラー畳
畳に色をつけたタイプでイグサを染めたあとに織って作られています。
カラーバリエーションが豊富でお部屋の好みの印象に合わせることができます。カラー展開がありながらイグサの雰囲気も楽しめるのが特徴です。
和紙畳
畳の素材が和紙でできているタイプを指します。天然のイグサに近い質感が楽しめ、織り目のパターンや色などバリエーションも多く展開されています。また特徴としてイグサに比べ虫に強く変色も少ないことがあげられます。
稲わら畳
稲わら畳は本畳床とも呼ばれ、畳床に稲わらを何層にも敷きこんだ昔ながらの製法で作られた畳です。
床まで稲わらで構成されているため空気をすいこみ、畳独自の弾力性と断熱性を発揮します。
わらを使用しているため虫の発生や、コストの高さがデメリットとしてあげられます。
建材畳
建材畳は、床に接する畳床が稲わらではなくタタミボードあるいはポリエチレンフォームのみで構成されています。
ポリエチレンフォームによる断熱性と、防虫効果が高い点がメリットです。
畳らしい質感は他の種類よりもおとりますが化学繊維を使う事で高い耐久性と自由なデザイン、カラーバリエーションが魅力です。
サンドイッチ床畳
ワラ床と建材床のいいところどりをしたのがこのサンドイッチ床です。
中間のポリスチレンフォームやタタミボードを稲わらでサンドしているので、使用する稲わらが少なくなりコスト面を抑え、中間のボードで虫やカビなどの発生も抑制し、ポリスチレンフォームによって断熱効果も期待できます。
いかがでしょう。一口に畳といっても色々な種類があります。
今回はその中から代表的なものをピックアップしました。
ツバキHOMEではリフォーム、リノベーションも承っております。
畳スペースを取り入れたい方も是非ご相談ください!