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住宅に良く使われるガラスについて

2022/9/12

住宅に使われるガラスにはいくつか種類があり時代とともにより良い機能を持ったガラスが登場してきました。

ここでは住宅でよく使われているガラスについて特徴や種類をご紹介します。

建築用ガラスの特徴

ガラスは珪砂、ソーダ灰、石灰石などの原料を溶かして作られています。
建築に初めてガラスが使われたのは、ローマ時代の教会のステンドグラスでした。
18世紀の産業革命を境として技術の進化とともに様々な建築にガラスが使用されるようになりました。
建築用のガラスの長所としては、下記の点が挙げられます。
(1)硬くて平滑であり、透明度が高くて美しい
(2)不燃性があり耐久性がある
(3)大量生産が可能で安価である

また短所としては下記のような点があります。
(1)引っ張りや曲げ強度が弱く、脆い
(2)割れると破片が飛び散り危険
(3)急激な熱変化に弱い
(4)断熱性や遮熱性が低い

ガラスの種類

単板ガラス、シングルガラス

昔の住宅でよく使われた1枚で構成されたガラス。最近の新築受託ではほぼ採用される事は無いが新築マンションや校舎、ビルなどでは箇所によってこのシングルガラスが使われることがあります。

単板ガラスには下記のような特徴があります。

価格が安い

単板ガラスの魅力は価格の安さです。一般的な単板ガラスは6000円程度ですが、複層ガラスは機能によって3万円度~14万円程度と高額になります。家全体で考えると大きな差がでてきます。

他のガラスに比べて強度が落ちる

単板ガラスは一枚のガラスで構成されているためどうしても強度が落ちて割れやすくなってしまいます。その点防犯の面でも少し不安であるといえます。

断熱層が無く結露が発生する

複層ガラスのようにガラスの間に中間層がないため、ガラスの外がすぐに外気となるため断熱性が低くなります。
ガラスは熱の伝わりやすさを示す熱伝導率が金属よりは低いですが、それなりに高いため、ガラス周辺は暖房によって暖められた空気が部屋の外に逃げてしまいます。
また断熱層がないため、冷やされたガラスに暖められた室内の空気が触れることで結露が発生しやすくなっています。

表面に防犯フィルム、UVカットフィルムなどを貼ることで低価格でガラスの機能を向上させることもできます。

複層ガラス(ペアガラス)

今住宅で一番採用されているのがこちらの複層ガラスです。ガラスとガラスの間に透明な空気の層を作り単板ガラスより熱が伝わりづらい仕様になっています。
中間層には真空や乾燥空気の他にアルゴンガスというガスを入れた製品もあり、空気に比べ熱伝導率が低いので室温をより保つ効果があります。
複層ガラスにも様々な商品があり、機能もそれぞれ異なっているためお好みのものを選ぶことができます。
複層ガラスの特徴には下記のようなものがあります。

断熱性に優れる

複層ガラスは一般のガラスよりも約1.7倍も断熱性があるとされています。複層ガラスはガラスの間に空間を設けることで、冬場には冷たい外気が室内に接するガラスに直接触れるのを避け、冷たい空気が内側へと伝わりにくくなっています。
夏場には冷やした室内の空気を保ちやすくなっており、高い断熱性によってエアコンによる温度調整がしやすくなっています。

結露が出にくい

結露は水分を含んだ空気が冷たい空気に触れることで、空気中に含まれる水分が水蒸気となり結露となって発生します。複層ガラスは中間の空気層によって外の冷たい空気が内側に伝わりにくいため、窓周辺の気温の低下を防ぎ、結露も発生しにくくなっています。

遮音性に優れる

ガラスの間にある空気の層によって音が伝わりにくくなるので、遮音性にも優れています。
しかし騒音が低温の場合は、単層ガラスの方が防音に優れています。

複層ガラス(ペアガラス)には、ガラス表面にLow-E膜という金属膜を張ることでより断熱や遮熱の機能を向上した「Low-E複層ガラス」があります。
最近の新築住宅では主にこのLow-Eガラスが採用されることが多くなっています。
Low-Eガラスには冬場の断熱を重視した「断熱タイプ」と、夏場の遮熱を重視した「遮熱タイプ」とがあります。

トリプルガラス

トリプルガラスは文字通り3枚構成のガラスです。近年少しづつ採用されることが増えてきています。
ペアガラスよりさらに断熱、遮音性が高く結露が発生しにくい事が特徴です。防犯性が高いのもポイントですね。
ただ逆にデメリットとして高価、重量があるので開け閉めがしづらい点があげられます。

単板ガラスから複層ガラスへのリフォーム

断熱性を重視して、複層ガラスに交換する断熱リフォームを行う方も増えています。
複層ガラスへのリフォーム方法下記の方法があります。

サッシごと交換する

複層ガラスは単板ガラスよりも厚みがあるため、ほとんどの場合そのまま取り換えることは難しくなっています。
そのため窓枠であるサッシごと取り換える方法がよくとられています。
複層ガラス専用の樹脂製のサッシならよりアルミ製よりも断熱性に優れたいるため、断熱リフォームの効果を十分に発揮します。
サッシごと交換する場合の費用は約約10~16万円程度です。

障子とガラスと交換する

ガラス周りのフレームを障子と呼びますが、サッシはそのままでこの障子とガラスを交換する方法です。
サッシごと取り換えるよりも手間も部材の費用も安くなります。一般的な工事の費用は約5~10万円程度です。

ガラスのみ交換する

複層ガラスの平均的な厚みは12mm程です。既存のサッシの厚さが9mm~11mmなのでそのままだと入りません。
そこでアタッチメントという調整フレーム付きの複層ガラスを使用することで、枠やサッシはそのままでガラス部分のみ交換ができます。
最も工事費用が安く、平均で約3~6万円前後が相場です。

ガラスの種類

今回は、住宅で使われるガラスについてご紹介しました。
単板ガラスや複層ガラス、トリプルガラスなどガラスの種類は上記以外にもたくさんあり、予算や用途に合わせて選択をされることをおすすめします。
既存の単板ガラスから複層ガラスへの取り換えなど、断熱リフォームをお考えの方は一度ツバキHOMEまでご相談ください。
ツバキHOMEではお客様のご要望やご予算に合わせた住宅のリフォーム、リノベーションを承っております。

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