畳からフローリング張替え工事の基本的な流れ
2022/8/26
現在リフォームが流行っている中、中古住宅を購入して自身の好みのイメージにリフォーム、リノベーションをする方も多くなってきました。
その中でも床のリフォームは家の中でも面積が大きくお部屋のイメージを大きく変える事ができます。
和室の部屋からフローリングの洋室に変えたい、という方も多いのではないでしょうか?
畳からフローリングに張替える方法
既存の畳を撤去してフローリングに張り替える方法
畳の床からフローリングに替えるには主に二つの方法があります。
一つは、既存の畳を撤去して、下地を補修し、新しいフローリングの床材を敷く方法です。
古い畳を撤去するためトラブルが起こりにくく、また周囲の床との高さの調整も行えるので、段差をなくすことができます。
様々な種類のフローリングから好きなものが選べて、無垢のものを選べば木独自の質感や素材を楽しむことができます。
ただ、手間と費用がその分かかってしまいます。
既存の畳の上からフローリングを敷く方法
もう一つは、畳の上にフローリングカーペットを敷く方法です。
こちらは手軽に行えて、畳に戻したい時にも簡単に戻すことができます。
ただ、上に敷くフローリングカーぺットは通気性に乏しいため、下の畳に湿気がこもってしまい、ダミやカビが発生しやすくなってしまいます。
上に敷くので周囲の床との高さ調整が行えなず、その分床が高くなってしまい段差ができやすいというデメリットもあります。
畳からフローリングに張替える工事の流れ
畳からフローリングに張替える工事を行った場合の、基本的な流れをご紹介します。
既存の畳撤去
まずは既存の畳を撤去します。また畳の下に下地材もあるので同じく撤去します。
この後の工程で下地造作を行うので掃除をして採寸を行います。この時に下地の状態も確認します。
もしも床の下地が傷んでいる場合には、下地の補強も必要になります。
下地の造作
設置後のフローリングの高さを元々の畳に合わせるように、必要に応じて高さを調整して下地を設置します。
四方と真ん中均等に木材を設置してその上に合板を敷しいて固定し、フローリングを張る面を作っていきます。
フローリングを張る
下地ができたら表面に糊を付けて新しいフローリングを張っていきます。フローリングの張る向きは空間の広がりや見え方に大きく影響します。基本的には長手方向に対して貼ると空間が広く見えます。重要なポイントのため、お客様とご相談してから張っていきます。
フローリングは部屋の形に合わせて切断し1枚ずつ丁寧に張っていきます。ズレが無いように貼る職人さんの腕の見せ所です。
巾木の取付
最後に巾木を取り付けます。床と壁の境目を隠し綺麗に見せることができ物を当てやすい壁の下部を保護することもできます。
清掃後に家具を戻して完了です。
簡単ですが畳からフローリングへのリフォームの流れをご紹介しました。下地の状態や貼るフローリングによって多少工程は違いますが参考にして頂けると幸いです。
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