クッションフロアにするメリットとデメリットについて
2022/9/21
クッションフロア(CF)とは
CFとはクッションフロアシートの事を指します。
発泡塩化ビニールをシートの中間層に使う事でクッション性を高めた床材です。
塩化ビニールでてきている為塩ビシートとも呼ばれます。シートの中間になる層に発砲層が入っておりその部分がクッション機能性を持ち、足音などを吸収できる仕組みとなっています。
表面にはタイル調や木目調など様々な柄がプリントされています。裏面は一般的に不織布で仕上げられています。
耐久性も高く汚れもつきにくい事から簡単にお手入れが可能。張替えなどによるメンテナンス性が高い事からキッチンやトイレ、洗面など水回りを中心に汚れやすい場所の床に使われることが多い材料です。色や柄も豊富でインテリアの一部となります。
クッションフロアのメリット
水濡れに強い
素材がビニールの為、水濡れに強くできています。その為洗面所やトイレ、キッチンなどの水周りに使用されることが多く食べ物や飲み物をこぼしてしまっても濡れた雑巾で拭き取る事ができるので日頃のお掃除が楽になります。
施工のしやすさ
クッションフロアははさみやカッターで切ることができるので他の床材と比べ加工しやすい素材と言えます。初心者のDIYであってもお部屋の形に合わせて自分で加工することができます。
デザインが豊富で安価
クッションフロアは、様々なデザインのバリエーションがあるため、空間に合わせて好きなデザインを選ぶことができます。
さらにほかの複合フローリングなどの床材に比べると安価な点もメリットです。
クッションフロアのデメリット
耐久性が低い
クッションフロアは素材を専用のボンドなどで床に固定しています。このボンドなどが劣化してくると自然と剥がれてきたり、できた隙間にゴミがたまりやすくなってしまいます。
そうなるときれいに保つのにより手間がかかることになります。
安っぽくみえてしまうことがある
クッションフロアは素材が塩化ビニールのためどうしてもテカリが発生したり、安っぽく見えてしまう点があります。
高級感のあるデザインも増えていますが素材そのものは変わらないためどうしようもない点ではあります。後悔しないために、あらかじめ実物を見て素材感を確かめておくといいでしょう。
傷がつきやすい
クッションフロアは素材が比較的柔らかいため、傷がつきやすいという欠点があります。
クッション性が高い為、重いものを長期間乗せたままにすると表面に跡が残ってしまいます。またクッションフロアは薄いもので2mm程度で物を動かしたり摩擦が起こることでダメージを受けやすく劣化も他の床材に比べて早いです。
用途や場所に応じて選択する必要がある
住宅用としてよく採用されるものは1.8mm~2.0mm程度ですが土足対応のものはそれより少し厚く2.3mm程度で作られています。厚みがある分高価になるので場所や用途に合わせて選択するとよいでしょう。
トイレ交換と同時に張替えがおすすめ!
壁や天井に比べて汚れやすい床に関しては日頃のメンテナンスを行っていても日々の汚れが付着している事が多いです。
特に便器が設置してあった箇所に関しては設置の跡が残っていたり、変色をしている場合があります。そのまま便器を設置してしまうと張替えが難しくなってしまうので交換時に一緒に張替えを行う事がベストと考えられます。
まとめ
今回は汚れにくく水濡れに強いクッションフロアについてご紹介しました。
掃除もしやすいためトイレなどにぴったりですが、耐久性が低い、傷がつきやすいなどのデメリットがあります。
しかし上記のデメリットは一定の期間で張り替える事で解消できます。クッションフロアを採用する場合はある程度の期間で張り替える事を前提として考えておくとよいでしょう。
その他の床材の選び方は過去の記事をご覧ください。
ツバキHOMEではトイレやお部屋の床材の張替えなど内装リフォームやリノベーションも承っております。是非ご相談ください
関連記事・施工例