窓サッシの種類とそれぞれの特長について
2022/10/19
窓サッシとは
窓サッシとは窓を建物に取り付ける為の枠とガラスフレームを指します。
ガラスにも色々種類がありますが今回は代表的な窓サッシの種類をいくつかご紹介します。
ガラスについてはこちら
窓サッシの種類について
窓サッシには、素材によって次のような種類があります。
・アルミサッシ アルミ素材
・樹脂サッシ 樹脂素材
・アルミと樹脂の複合サッシ 室外側はアルミ、室内側は樹脂素材
・木製サッシ 木製素材
アルミサッシ
アルミサッシはアルミニウム製のサッシです。もともとは木製のサッシが使用されていましたが、隙間風や腐食しやすい点から鉄製のサッシが導入されました。
しかし鉄製のサッシは、錆が起こりやすいため、錆に強くて火にも強いアルミサッシが昭和30年代に導入されてその後広く普及しました。
アルミサッシのメリット
アルミサッシは頑丈でありながら加工が簡単でコストパフォーマンスに優れている点が大きな特徴です。素材自体も軽く窓の開け閉めの負担も軽いのがメリットとして上げられます。
またアルミサッシは錆が起きにくく腐食に強いという点もメリットです。
アルミサッシのデメリット
アルミサッシのデメリットは、熱を伝えやすい点です。樹脂よりも1400倍も熱を伝えるため、断熱性に劣り、また外気の影響を受けやすいため結露もしやすくなります。
樹脂サッシ
樹脂サッシのメリット
樹脂サッシは塩化ビニール(PVC)でできたサッシ枠です。樹脂製のサッシ枠と複層ガラスなどで構成されています。
オイルショックをきっかけに欧米ではエネルギーの削減を目的とした家の断熱化が進み、窓サッシが断熱性の高い樹脂製へと切り替わりました。
欧米やアメリカ、韓国などでは樹脂サッシが主流であり、日本ではまだ切り替えがそこまで進んでいません。
樹脂サッシは断熱性能が高い点が最も大きな特徴です。
熱の伝わりが少なく室内側サッシの表面も冷えづらい為結露を抑えることが可能です。樹脂サッシに使われる塩化ビニール(PVC)は素材の特性から劣化や変色がしにくく耐久性も高く長持ちという特徴があります。またカラーバリエーションが豊富で木目調をしたデザインも市場に出ています。
樹脂サッシのデメリット
樹脂サッシは、アルミサッシや他のサッシと比べると高額な点がデメリットとして挙げられます。
アルミ樹脂複合サッシ
アルミ樹脂複合サッシは、室外側がアルミニウム製、室内側は樹脂製で構成されたサッシです。
アルミの耐久性と樹脂の断熱性の両方の特性を活かしたサッシとなっています。
アルミ樹脂複合サッシのメリット
アルミサッシと樹脂サッシのいいとこどりをしたのがこちらのアルミ樹脂複合サッシの特長です。
高い強度を持ちながらアルミサッシよりも断熱効果が高く、結露を抑えることができます。樹脂サッシよりも安く高い効果を見込めます。
アルミ樹脂複合サッシのデメリット
アルミ樹脂複合サッシはアルミサッシよりは価格が高めになりますが、樹脂サッシよりは安く、断熱性などの機能を考慮するとそこまで大きなデメリットではありません。
木製サッシ
木製サッシは全体が木製のサッシで、アルミサッシ登場以前はこちらが主流でした。
木という天然素材ならではのぬくもりを感じられます。
木製サッシのメリット
木製サッシにはアルミや樹脂には無い天然素材ならではの温かみや質感を感じることができます。
インテリアや家具などと調和したデザイン性も大きなメリットでお部屋全体の印象を損なう事がありません。
また樹脂サッシより高い断熱性があり結露も抑えることが可能です。また大量生産品ではないので希望のサイズに柔軟に対応できるのもよいですね
木製サッシのデメリット
木製サッシは天然素材のため、紫外線や風雨で劣化しやすく、腐食が起こりやすくなります。そのため3~5年ごとに塗装するなど定期的なメンテナンスが欠かせません。
また火にも弱く、防火性に劣ります。他にもアルミサッシや樹脂サッシよりも価格は高価な点もデメリットです。
まとめ
本日は窓サッシについて簡単にメリットやデメリットをご紹介しました。
ツバキHOMEでは窓リフォームなど各種リフォーム、リノベーションを承っております。お気軽にご相談ください。
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