無垢材のお手入れ方法について
2022/10/5
素足に木の質感が心地よく、木の香りや、経年による変化も味わえる無垢材のフローリング。
あこがれるけれどもお手入れが大変そうと思われている方もいるのではないでしょうか?
今回はそんな無垢材をきれいに保つためのお手入れ方法についてご紹介します。
無垢材とは?
無垢材とは天然木の丸太から切り出し加工した板や角材を指します。
美しい木目や質感がとても心地よく部屋の中でも自然の中にいるような落ち着きを感じさせてくれます。
さらに湿度や室温の調整つ効果もあり日本特有の気候事情に合った材料と言えます。
また無垢材とは反対に「合板」や「集成材」と呼ばれるものは木の表面を薄くスライスし張り合わせをして人も目に入る面だけを綺麗にした材料です。
こちらは無垢材に比べ安価で製造時のロスも少ない事が特徴です。
無垢材の仕上げ塗装の種類
無垢フローリングの仕上げには、自然由来のオイルやワックスを使用した塗料を使った仕上げと、ウレタン塗料を使った仕上げがあります。
自然塗装、オイル塗装
自然由来のオイルやワックスを塗装することで、木の内部に浸透して、木の質感をそのまま保ち、自然がつやが出せます。また木の呼吸する機能を妨げないため調湿機能などもそのまま活かせます。
表面のツヤが汚れにくくしますが、定期的な上塗りが必要です。
自然塗料の場合は水気に弱い為日頃の使い方から少し気を付けるようにしましょう。
ウレタン塗料
ウレタン塗料はポリウレタン樹脂を主成分とする塗料です。
基本的に無垢材は水気には弱いですが、ウレタン塗料は表面をコーティングして比較的水気に強い仕上げになっています。
表面に薄い膜を貼るため汚れに強く、耐水性に優れています。また摩耗にも耐性があるため頻繁な塗り替えの必要はありませんが、家具とこすれたりすると傷がついてしまいます。表面をコーティングするため、質感は変わってしまいます。
約10~20年程度もちますが、個人での塗り替えは難しいため業者に依頼しましょう。
無垢材のお手入れ
日々のお手入れについて
こちらでは自然塗料を使用した無垢フローリングのお手入れ方法をご紹介します。
表面の掃除
通常のフローリングや床材のように日常的に掃除やほうきで髪の毛やほこりを取り除きます。
掃除機を強く当てたりすると柔らかい木材の場合は傷がつくときがあるので優しくあててかけるようにしましょう。
クイックルワイパーを使用する際は、ドライタイプがおすすめです。ウェットタイプは洗剤やアルコールなどが入っており、無垢材はこうした水分を吸収しやすいため避けた方がよいでしょう。
掃除機をかけた上で汚れが気になる時にはからぶきをしましょう。拭く時には木目に沿って拭くと汚れが落ちやすいです。
からぶきでとれないようなしつこい汚れの時は、中性洗剤を薄めて雑巾にしみこませて軽くこすり汚れを落とします。
隙間の掃除
床材を一枚一枚並べて施工するため、フローリングにはどうしても隙間ができます。
この隙間に小さなゴミや埃が溜まりやすく、放っておくと固まってとれなくなるためこちらも定期的に掃除をしましょう。
つまようじなどで隙間のゴミをかきだして、掃除機で吸ってあげるといいでしょう。
ワックスでのお手入れ
無垢材のフローリングは施工時には表面にワックスを塗装して、汚れを防止しています。
しかしこの表面の塗装も日常の歩行などで少しずつ剥がれてくるため、1年に1~2回はワックスを塗り直してあげましょう。
そうすることで表面のツヤが蘇り、汚れを防ぐ効果も回復します。
ワックスを塗りすぎるとべたつきや黒ずみを起こすため注意してください。
まとめ
今回は無垢材のフローリングのお手入れ方法をご紹介しました。
日頃のお手入れは簡単ですが、年に1~2回はワックスやオイルでの上塗りをお勧めします。
またウレタン塗装仕上げの場合、塗り替えは個人の方では難しいため専門業者にご相談ください。
ツバキHOMEではお部屋のリフォームはじめ、床のリフォームも行っております。お気軽にご相談ください。
床リフォームの施工例